オリンピックといえば、熱狂や大歓声といったイメージが強いですが、盛り上がリの裏側では様々なリスクへの対策が必要とされています。
今回のオリンピックでは、ウクライナやガザを含むアフリカや中東の国際政治問題をきっかけとし、セキュリティに関するリスクが特に懸念されていました。具体的には、テロ、街頭デモなどが該当します。実際現地でも、フランス全土から警察官が集められ、警備が厳しくなったと報じられていました。
また、サイバー攻撃等のサイバーセキュリティに関するリスクもあります。架空の格安チケット販売や詐欺、主催者やスポンサー企業を標的とした攻撃、政治的メッセージの発信などが例です。
ちなみに、東京オリンピックでは4億5000万件のサイバー攻撃が報告されていました。
多くの物語や感動が溢れているオリンピックの裏にも様々なリスクが存在しています。東京オリンピックに至っては、開催延期による損害金として500億円の給付があったと東京都から発表がされています。
以上、意外なところでオリンピックと損害保険が関わっている事例としてご紹介しました。
このような、イベントを通して自社のリスクや管理体制について振り返るきっかけにしていただければ幸いです。
【参照】
- 東京都. 東京2020アクション&レガシーレポート
https://www.2020games.metro.tokyo.lg.jp/special/a%26l.pdf