はじめに
伊藤忠商事は世界最大の保険市場である英国ロイズ保険組合でシンジケートを運営するアンタレス社と業務提携を行うことになりました。ロイズ保険組合のシンジケートから再保険引受事業を行います。ロンドンにおける英国ロイズ保険組合での保険引受事業への参入は日本企業では初めての試みになります。シンジケートとは共有された利益を追求または促進するために、特定のビジネスを処理するために形成された個人・会社・企業のことをいいます。
伊藤忠商事がロイズ保険組合に参入する
伊藤忠商事はアンタレス社と業務提携を通して保険引受手法や販売ノウハウなどを学ぶことを目的としています。それだけでなく保険引受事業への参入を通して本格的な事業の拡大を狙っていきます。20年春以降にはアンタレス社への人員を派遣していくことも検討されています。協業をしていくことでお互いの事業の強化を図ることそして海外保険事業の共同展開をすることも狙いにあります。
英国ロイズ保険組合も世界中にシンジケートがあることで資本や人材が多様化しています。またおよびアジア・新興国からのリスク引受割合増加を推進している背景もあって日本の信用と頭脳を使いたいという背景があるのかなという気がします。伊藤忠商事の英国ロイズ保険組合への参入はお互いにとってのウイン・ウインを作れると双方が判断したものと思われます。
ロイズ保険組合とは
ロイズ保険組合は世界屈指の保険専門市場で300年以上の歴史と伝統があります。ロンドンを本拠として200以上の国および地域で保険引受事業を展開しています。保険料収入はおよそ3兆円規模で57社の専門保険会社が88のシンジケートを運営しています。
再保険事業に本格的に参入
伊藤忠商事は主軸の保険の仲介事業だけでなくアジア・新興国地域の保険引受事業などを強化していくことでビジネスの機会を増やしていこうという狙いがあります。さらに海外保険事業の拡大にも取組んで行く方向で進んでいくのではないかと思われます。日本企業が敬遠をしている再保険事業に参入するというのはとても画期的なことといえます。
再保険というのは保険会社の保険のようなものです。引き受けた保険契約上のリスクが高いと判断された場合には責任の一部または全部を他の保険会社に引き受けてもらう制度のことをいいます。元受の保険会社だけで引受をしようとすると引受リスクが高くなってしまい大きな損失を受けてしまう場合などに適用されます。
伊藤忠商事もキャプティブを活用しています
伊藤忠商事は香港に本社を置くコスモスグループを通してアジア圏と英国保険市場の海外保険仲介事業を展開してきました。最近では伊藤忠商事が親会社のキャプティブの活用やファンド型保険事業体への参画を行うことで保険引受事業への見識も高めてきています。
キャプティブ研究所通信~最新のキャプティブ組成事例等を配信~
多くの大企業が採用する資産構築スキームのキャプティブは、100社100通りの活用方法があります。2020年までに延べ90社を超える企業や医療法人にキャプティブによる資産構築モデルを提供してきた業界の第一人者、キャプティブ研究所代表だからこそご提供できる情報です。最新のキャプティブ組成事例を配信します。中小企業でのキャプティブ活用方法も豊富に紹介してあります。キャプティブの具体的な多くの事例に触れてみて、貴社の資産構築にお役立て下さい。下記、キャプティブ研究所通信ご登録フォーム【無料】に貴社名、お名前、メールアドレスをご入力の上、送信して下さい。
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結局、キャプティブって何?
「もう少し分かりやすくキャプティブの仕組みを教えて欲しい」という方には、丁寧にご説明いたします。
「本当にキャプティブにメリットがあるのか?」「キャプティブは、いくらからメリットがあるのか?」「かける保険が分からない」等、キャプティブの使い方によって変わってきます。2019年までに延べ80社を超える企業にキャプティブによる資産構築モデルを提供していきた当研究所の研究者にご相談下さい。
足立 哲真 キャプティブ研究所 所長 研究者
金融サービスのプロフェッショナルとして世界中から認識されている国際的な組織MDRT(Million Dollar Round Table)の最上位メンバーであるTOT(Top of the Table)に2010年度より世界最年少で8年連続して入会。企業への財務戦略や経営者個人への資産防衛、資産運用のコンサルティングを専門とし経営者から高い評価を得ている。あらゆる中小企業の財務に関わる中で「保険だけでは限界がある」と痛感し、日本ではまだ注目されていなかったキャプティブを活用した資産構築スキームの研究に取り組む。2019年までに延べ80社を超える企業や医療法人にキャプティブによる資産構築モデルを提供。業界の第一人者として注目を集めている。
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